|
|
|
|
ドクターソルトの塩百科 〜 6.産地 〜
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
|
| どこの国の塩がいいの? |
|
|
|
|
平成9年(1997年)、塩専売制が廃止され、海外からさまざまな塩が輸入されるようになりました。けれども、塩はその国の食文化の原点です。世界に広まりつつある本来の日本食(和食)の味と栄養は、日本の伝統的な製法と成分の塩に支えられています。 |
|
|
|
 |
|
|
● 伝統製法の純国産がおすすめ!
|
|
|
|
塩に限らず、食物はその国や土地でできたものを基本にすべきです(地産地消)。また、その土地で長く食べられてきた伝統食品を重視すべきです。なかでも、塩のような基本調味料は、その成分や味により、その国の食文化や味覚文化に大きな影響を与えます。
日本食用塩研究会が開発したネット式立体塩田と平釜で生産される「海の精」などの自然海塩は、昔ながらの塩類組成を再現しており、本来の日本食(和食)の味や特長を引き出すには、なくてはならない塩なのです。
ヨーロッパなどの土中にはミネラルが多く含まれており、水もカルシウムやマグネシウムなどを多く含んだ硬水です。一方、日本は火山灰土で、土中のミネラルが少なく、水もミネラルを含まない軟水です。ヨーロッパ人などは水からミネラルが摂取できるので、塩はミネラルのない岩塩でもよいのです。しかし日本人は、水からミネラルが取れないので、カルシウムやマグネシウムなどが豊富な純度の低い海塩が必要なんですね。
食糧自給の観点からも、日本人は日本で生産された塩を食べるべきです。これは価格が高い安いの問題ではありません。生命が維持できるかどうかの問題なのです。ところが残念なことに、純国産塩の大半はイオン交換塩になってしまっており、おすすめできる伝統製法の純国産塩はほんのわずかな量です。
皆でもっともっと、純国産の自然海塩を使いましょう。そして、国内塩業を盛んにし、世界に冠たる健康食である本来の日本食(和食)を復活しましょう。
|
|
|
|
● 産地の見分け方
|
|
|
食品にはJAS法で定められた表示項目を一括して表示しなければなりません。その一つに製造者がありますが、その住所には最終加工をした工場の所在地を記載することになっています。そのため、海外で生産された塩を日本で加工すれば、最終加工地は日本となり、製造者として日本の住所が表示されます。
原料塩を日本で再製したり加工した場合は、国産製品として扱われますので、製造者の住所だけでは本当に国産の塩かどうか分かりません。漬物など一部の食品には原料原産地の表示が義務づけられるようになりましたが、塩には原料原産地を表示する義務はまだありません。
包装も加工の一部とみなされますので、輸入した塩を小分け包装しただけで、製造者として日本の住所が表示されることになります。ただし、包装のみの製造の場合は、輸入品と同様に内容物の原産国名を一括表示しなければなりませんので、製造者の住所が日本であっても、中身は外国産だということは分かります。
一括表示の原材料名が「天日塩」なら、ほぼ間違いなく二次国産塩です。「海水」なら、純国産塩か外国産塩の両方の可能性があります。包装まで外国で行っている場合は、一括表示内に原産国名と輸入者が記載されています。原材料名が「岩塩」なら、ほぼ間違いなく外国産塩と見てよいでしょう。
原料の産地をちゃんと表示していない塩は、パッケージに記載された一括表示や説明文などから、原料産地と製造産地の両方を読み解くしかありません。
二次国産塩でありながら「○○の塩」と、商品名に日本の地名を入れたものが多くありますが、これは再製加工した製造産地を表しているにすぎません。原料には外国産の天日塩などを使用しているにもかかわらず、それを明記していないために、純国産塩と間違いやすい商品がありますので要注意です。
|
|
|
|
● 代表的な塩の産地
|
|
|
1)純国産:
国内の原料(海水)で、国内で製造したもの。国の専売政策で、一時は全面的にイオン交換式による高純度塩に切り替えられましたが、日本食用塩研究会による自然塩復活運動によって、昔ながらの自然海塩が復活しました。現在では塩専売制も廃止され、各種の製法の純国産塩がいろいろ出回っていますが、物量的にはまだまだ圧倒的にイオン交換塩が占めています。
2)外国産:
外国の原料(海水・岩塩など)で、外国で製造したもの。専売時代は専売公社のみが輸入していましたが、現在では自由に輸入できます。フランス、イタリア、ドイツ、中国などからのさまざま種類の塩(海塩・岩塩・湖塩など)が輸入され出回っていますが、物量的には原料用塩として輸入されるメキシコやオーストラリアなどの天日(海)塩が大半を占めています。
3)二次国産:
外国の原料(海塩・岩塩など)で、国内で製造したもの。メキシコやオーストラリアから大量に輸入されている、天日(海)塩を原料にしたものがほとんどです。精製塩やいわゆる再製自然塩がこれに該当し、国内で流通する塩のかなりの部分を占めています。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|