→ 海の精株式会社ホームページへ

→ 塩の道クラブ
ホームページへ
ドクターソルトの塩百科 〜 2.原料 〜
塩は何から作るの?   

日本では昔から、塩は海水から作るものと決まっていました。けれども世界的に見ると、陸から採り出す塩が意外と多いんですね。また、市販の塩の多くは、なんと“塩から作られた塩”であるという事実には、驚かされます。

海水100%がおすすめ!

美味しくて体に良い塩を作るには、どんな原料が良いのでしょう? それはズバリ海水100%です。

地球の生命が発生した海水には、生物にとって必要不可欠な少量微量のミネラルが適度に、バランス良く含まれています。ですから、海水100%を直接原料にするのがベストなのです。(ただし、海水を原料にしさえすれば良い塩ができるというわけではなく、製法も問題になります。原料と製法があいまって良い塩ができるのです。)

岩塩も塩湖水も大本をたどれば海水が起源ですが、生成の過程でミネラルが除去されたり、土砂などが混入したりして、海水とは大きく異なったミネラルバランスになっているんです。

原料の見分け方

あなたが使っている塩の原料は何だかご存じですか? これは商品に記載が義務づけられている表示で簡単に見分けることができます。一括表示の原材料名の欄を見てください。「海水」、「天日塩」、「岩塩」などと書かれているはずです。

 もし「海水」と書かれていれば、海水から直接生産した塩です。「天日塩」と書かれていれば、海水から直接生産したのではなく、天日塩田で生産された海塩を購入して原料にした、ということを表しています。しかし、もし「食塩」と書かれていれば、どんな素性の塩を原料にしたかは全く分かりません。

*現在検討中の食用塩公正競争規約案では、原料塩の原料と製法(濃縮法・結晶法)を表示する方法が定められていますので、将来的にはより確かな情報を開示せざるをえなくなるでしょう。



代表的な塩の原料

1)海水:
日本をはじめ、海に面した国の多くで海水から製塩しています。日本では、1976年の塩田廃止によって、生産量のほとんどをイオン(海)塩が占めていますが、世界的には天日塩田で生産される天日(海)塩が大半を占めています。

2)海塩:
天日(海)塩やイオン(海)塩は直接消費されるほか、他の塩の原料としても用いられています。メキシコやオーストラリアなど雨の少ない乾燥地帯で生産された天日(海)塩は日本にも大量に輸入され、精製塩や再製自然塩の原料となっています。

3)岩塩:
地殻変動で閉じこめられた内海が、干上がって地中に埋もれたものと言われています。塩化ナトリウム層を掘り出して粉砕するか、水を注入して溶解した塩水を汲み上げて再結晶化します。日本には産しません。

4)塩湖水・湖塩:
多くは岩塩が雨水や地下水で溶けて湖になったものと言われています。海水と同じように湖水から製塩するか、天日で干上がった塩を採集して粉砕したりします。日本にはありません。

5)地下塩水:
多くは地中の岩塩が地下水で溶けでたものと言われています。自然に湧出している塩泉水と、井戸を掘って汲み上げた塩井水があります。日本にはきわめて少なく、製塩はされていません。




岩塩はミネラル豊富?

岩塩は大量の海水が自然に干上がってできた天然の塩で、さぞミネラル豊富な良い塩ではないか、と思いがちです、ところが、実は岩塩は高純度な塩化ナトリウムで、良質なものほど(塩化ナトリウム以外の)ミネラルを含んでいないのです。

そのわけは、ミネラル=塩類によって結晶濃度が異なるため、岩塩層はおおむねカルシウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩の順に層状に分離して堆積しているからです。この中の最も厚い塩化ナトリウムの層を掘り出したのが岩塩なのです。

しかも現代では、岩塩層に水を注入して溶かした濃厚塩水を汲み上げて再結晶化した岩塩が主流で、精製塩と変わらないほど高純度のものが多くあります。



ドクターソルト研究所 Copyright (C) 2006 All Rights Reserved.